他の選択肢として、
があったが、前者は確かに馬力はあるが215kgとチト重い、後者は一緒に限定解 除を受けに行った友人 がこれにするというし、なんとなく スタイルがカマドウマ(いわゆる便所虫)を連想させるので、両方とも候補から外 れた。でもやっぱり、ならば、
一時間半かけて府中のイーストへ。申し込む時に気づいた。
気を取り直して用紙に記入。盗難保険にも入った。申し込み完了。帰る。
うきうき気分になるはずが、気が重い…
18:40店に到着。店の外にFireBladeが置いてある。をを! これはわし のでわないか。店に入って、盗難保険の追加料金とホイールロックの代金を払っ た。そのときに、電話が鳴り誰かからの問い合わせがあった。
店員:「はい、イーストトレーディングです」 相手:「…」 店員:「CBR900RRですか? もう96年モデルはおしまいです」 相手:「…」 店員:「はい、日本に入って来るロットは全ておしまいです。あとは97年式を 待つしかありません」なんと、申し込むタイミングがもう少し遅かったら、来年まで待つか、他の高い 店で買わざるを得なくなっているところだった。
店員:「じゃー説明します、あ、そう言えばNC30乗ってたんですよね?」 わし:「はい」 店員:「じゃー、NC30と全部同じです。いじょ」うぐ、
ロービーム(96年2月からは「すれ違い用」と言うらしい)が、片側点灯(これはデ フォルト)だったのを両方点灯するようにその場で変えてもらった。そしてまた がってエンジンをかける。その場を去るのがなんだかもったいないような感じが する中、「気を付けて」の声に送られてイーストトレーディングを後にした。店 から道路に入る段差の運転がぎこちない。国道20号に入り、まずはガソリン補給。 ハイオクを満タン(14.5l)入れた。途中姉夫婦の家に寄ってお披露目してから帰 宅。グリスの焦げる匂いが臭くてたまらん。
乗ってみてまず感じたことは、
ローで7000rpm回すと既に80km/hなので現実的に高回転域を使うとしたらローで しか運転できないことになってしまうが、当然強烈な加速なのでやはりおいそれ と回せない。ということで、実質的に500km走ったところで慣らし運転はおしま いにして、思うがままに走ることにした。ちゅーか、普通の道で5000rpm以上回 して運転し続けるなんて、
また、CBRのエンジンはトルクをかけると「ゴオオ」というので、ものすごくス ピードを出している気分になるが、実際にスピードメーターを見るとあまり出て いない。ああなんて安全運転(これもMicrolonの項参 照)。
このクラスのバイクになると、燃費はどの程度走り続けたかによって決まり、ど の程度飛ばしたかにはあまり影響されないように思う。つまり、渋滞さえ回避す れば、どんなにかっ飛んでもたいして燃費は落ちない。だって、リッタークラス のバイクでかっ飛ぶって何秒も持続できないし、飛ばしてるつもりがエンジンに とってはたいして高回転じゃなかったりするし。
今まで乗っていたNC30は全く逆で、右に曲がるのが難しかった。これはおそらく、 VFRがプロアームなので、コーナリングバランスが微妙に左右で違うのが原因で はないかと思う。しかも、自分自身が右に曲がるほうが苦手なので余計右に倒す のが難しかった。
ところが、FireBladeは、両持ちアームなのに加え、マフラーが右側 (NC30は左アームの左マフラー)になったので、NC30でついていたコーナリングの 癖が左コーナリング時に災いしてしまっているのだという気がする。
2~3日ツーリングで乗ってみてようやく慣れた。慣れてみると右も左も均等に曲 がれる気がして、実際タイヤの減りも左右均等になった。慣れてくるとワインディ ングをNC30と全く同じ自由度で攻めることができるのに気づく。
さらに慣れてくると完璧400cc並に乗りこなせることに気付く。むしろ、峠道で パワー不足を感じることがまったく無い全域トルクフルなエンジンは、20kg程度 のハンディキャップをものともしない。ひそかに、自分自身NC30に乗っていたと きよりも安全かつ速くコーナーをクリアできるようになったと感じた。というの は、左右のコーナリングバランスが良いというだけでなく、サスペンションが良 くできていて、多少のギャップがあっても何の不安感も抱かせずにぴたりと路面 を捉え続けてくれるからである。言葉では表現しがたいが、NC30ではギャップが あると足回りが落ち着かず、恐怖心から及び腰になってしまうようなところがあっ た。 FireBladeではそのようなことは無く、綺麗にギャップを吸収し てグリップ感を保ち続けてくれるので、人車のバランスを欠くこと無く走り去る ことが出来る。
ところでいちどThunder Ace(乾燥 重量199kg)に乗らせてもらったが重いこと重いこと…。あれじゃわしには峠は攻 められん。あ、いや、普通のコーナーは行けるけど、切り返しはちょっときついっ す。ZX-9Rはもっと重いんだっけ。良かったZX-9Rにしなくて。
そしてこの前ZZ-R1100に乗らせてもらっ た。「世界最速」という称号の与えられていたZZ-Rであるが、それは単に最 高速度の問題であり、一般公道上ではFireBladeのほうが速いという確 信を得た。大型バイクの持つ「速さ」にひかれている諸君は、見掛けだけの馬力 の大きさに惑わされず、迷わず FireBlade を選択して良いと思う。
3ナンバーの高級車並(なんちゅーたとえや)に明るい。照射範囲が広くて 範囲内の明るさが一定している。夜の郊外の知らない国道を運転したけど 路肩もばっちり明るいし路面全体が明るいので夜の運転でも疲れなかった。 ライトと同じ猫目の形の巨大な明るいスコープが暗闇を切り割いて存在す る感じ。ウルトラセブンのような顔がカッコいいなあと思ってて、しかも ライトがついてる状態が大好きなんだけど、自分で運転してると見えない んだよね(当り前)。
まあ、とにかくライトは大満足。あそうだ、ロービーム片側点灯のまま売っ ている店もあるかも知れないけど、是非両側点灯にしてもらいましょう。 ほんと明るいから。これより明るいのは人の迷惑顧みずな一部の馬鹿野郎 RV車ぐらい:-)。
初期タッチが甘い。今までNC30にメッシュホースつけてたので、かなり甘
く感じる。そのうち、メッシュホースに換えよっと。
換えました。まあまあかな。許容範囲にはなり
ました。
NC30より軽い。再び二本指でらくらく握れるようになった。あんまり握力 あるほうじゃないのでこれは助かり。あと、ジャダーが全然出ない。さす が日本車。
リアシートの下にある小物入れがかなり実用的。VTZもNC24もNC30もスペー スがなかった(NC30にはちょっとあったけど間に合わせ的)ので、これはか なりありがたい。欲を言うとB5の雑誌が入るといいな。仕切りの箱の側面 がもちょっと低ければ入るんだよなあ。
メットホルダーがリアシートの中にあるんだけど、リアシートがワンタッ チでサクっと開いてサクっと閉まるので億劫にならない。これ結構羨望の 眼差し:-) ひそかにこのリアシートボックスも one of most 気に入って る点である。ちょ便利。
荷物かけフックがシートから出る折り畳み式タイプなので、あんまりでか いものを積めない。と、思うのだが、リアカウルの下までネットのゴムを 伸ばさなくて済むのでネット一つで大体のものが積める。あと、カウルを ネットがこすらないのでカウルに傷がつかない。と、いうことらしいがリ アシート後方リアカウルエンドに荷物が当たるのであっという間に傷がつ いた… がーん。透明なプロテクトシールを貼っといた方がいいよん。
ノブを手前にチョンと回すと、メーターがシュパシュパッと回転して一瞬 で0000に戻る。おおお、こいつはすげえや、便利便利。初めて見た。
入れた直後からエンジンのスムーズさを実感。こりゃすごい。メカニカルノ イズがかなり軽減された。 Microlon-Q&Aによると、「エンジンの摩擦が減り、一割程燃費向上」と あるが、同時に「有効馬力が増えるので運転手が回しちゃうかもしれんので、 そういう場合には節約にならん」、とある。確かにその通り! ある程度引っ 張ってもエンジンがスムーズで今までのような豪音がしないので、気楽に引っ 張れる。Microlonを入れてからは運転のペースが確実に上がっている。いま まで3000rpmくらい回すと心理的負担が大きかったのだが、入れてからはど んな回転数でも非常に静か。ちゅことで今までより回し気味になって平均燃 費はそんなに変わらないと見た。
んで、しばらく乗ってみた。快適快適。燃費もわずかだが向上した気がする。 おとなしく乗ってりゃ18km/l。街中をグイグイ引っ張るような走りをしても 16km/lまでしか落ちない。こりゃすげえ。
きみもいますぐMicrolonをいれやう!
96FireBladeはフロントブレーキがうんこ。せめてタッチを改善し たいと、メッシュホースにしてみた。のだが、初期タッチや街乗りでのスピー ド調整レベルのブレーキングが改善されたが、やはり強く握り込むときの握 力はいままで同様にかなり必要。やっぱそゆのはマスターシリンダ換えない とだめやね。まいっか。
実際、峠でフルブレーキ(っていう程でもないけど)とかするときは、結構気 合が入っているのでちょっとくらい力が必要でもあんまり気にはならないと いえばならないって感じだったんだよな。
うん、やっぱりいいですわ。足回りがお しゃれになった。
哀れFireBladeは見るも無
惨な姿になった。
50万円近く行ってしまいそう…
バイクの方は、交換したばかりの左ステアリングのグリップエンドに傷が付き、 クラッチレバーがちょいと下方向に曲がっちゃいました。もう、立ちゴケも二度 目なのでへっちゃらさ(大ウソ)。がちょーん度1。
リアタイヤをBT-56にした。最初BT-57にしようと思っていたのだが、納車時から のTX-25の走行距離13000kmにしてパターンがかなり余っているのでタイヤに優し いプロスト運転ができているんだろうと判断して56を履くことにした。でもまだ 市街地しか走ってないので評価できないっす…。
でしばらく走ってみたんだがどうもTXに比べて倒し込んだ際の安心感に乏し い気がする。切れ込みやすいし…。次はダンロップにしようっと。
FInal-1というオイル添加剤を入れた。マイクロロンを入れたときほどの 劇的な変化は無いみたい。でもギアの入る音がちょっと良くなったような気が…。 ま、2800円だからよしとしよう。
項目 | 94,95年モデル | 96,97年モデル |
---|---|---|
全長(mm) | 2030 | ← |
全幅(mm) | 685 | 675 |
全高(mm) | 1130 | ← |
軸距(mm) | 1405 | ← |
最低地上高(mm) | 130 | ← |
シート高(mm) | 800 | 810 |
乾燥重量(kg) | 185 | 183 |
エンジン形式 | 水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ | ← |
総排気量(cc) | 893 | 918.5 |
ボア×ストローク(mm) | 70.0×58.0 | 71.0×58.0 |
圧縮比 | 11.0 | 11.1 |
最高出力(ps/rpm)DIN | 124/10500 | 128/10500 |
最大トルク(kg-m/rpm)DIN | 9.0/8500 | 9.3/8750 |
パワーウェイトレシオ(kg/ps) | 1.49 | 1.43 |
燃料タンク(l) | 18(うちリザーブ3) | ← |
変速比 1速 | 2.769 | 2.727 |
2速 | 2.000 | 1.933 |
3速 | 1.578 | 1.600 |
4速 | 1.400 | 1.400 |
5速 | 1.250 | 1.263 |
6速 | 1.173 | 1.167 |
減速比(1次/2次) | 1.520/2.625 | ← |
キャスター/トレール | 24°/90mm | ← |
タイヤサイズ(前) | 130/70ZR16 | ← |
タイヤサイズ(後) | 180/55ZR17 | ← |