カセットテープデータのデジタル化 on NetBSD

ああ,NetBSD使っててよかった。OS標準でMIC/LINEの録音ができたのね。 きっかけはCentOSのGNOME環境で録音して,こまかいレベル調整が面倒臭くなっ てそういやNetBSDでもできたなあと思って調べたらあっさり。 audiorecord(1) で一発。LINE-IN端子からだとするとほとんど迷わず一発。

まずLINE入力からの音をスルーさせてみる。

mixerctl -w inputs.line.mute=off
mixerctl -w outputs.master=適度な値

そしてテープから再生して適度な音量に調整する。調整できたら audiorecord コマンドで録音。おしまい。

audiorecord -V -c 2 -p line -F wav -e slinear -P 8 -s 22012
-t 60:00 -v 100 YMO-Range6.wav
audiorecord: using unnamed conversion function
sample_rate=22012 channels=2 precision=8 encoding=slinear
recording for 3900 seconds, 0 microseconds

各オプションの意味はaudiorecord(1)のmanで見て,値はお好みで。 -t で時間指定しても,停めたいところで C-c してOK。録音レベルの確認は OS標準の audioplay コマンドで。mplayerとかでもよし。

MIC端子からの場合はまず必要なレベルにするのに苦労するかも。NetBSDの 場合サウンドカードによってはMIC端子にプリアンプがつけられるので, それをonにしつつ入力レベル設定をするとよい。

mixerctl -w inputs.mic.preamp=on
mixerctl -w inputs.mic.mute=off
mixerctl -w inputs.mic=200

あとはテープ側で再生してみて調整。

んでもって,ラジオを録音するときにはちょっとはまるポイントがある。 PCの近くに持って来るようなラジオだと,アンテナがしょぼかったりする。 その状態でイヤホンジャックからオーディオケーブル経由でサウンドカードの入 力端子に繋ぐと,PCが発生するノイズがケーブル経由でラジオに行ってしまう。 イヤホンジャックをふさぐ前はきれいに聞こえてるのに繋いで何も聞こえなく なったときに実はノイズ乗りまくりということがあるので,ちゃんと 音をスルーさせて聞いて確認した方がよい。密かに最初はラジオでやりかたを 確認してたのだが,ものすごいノイズが乗るのはサウンドカードか ドライバのせいかと思っていた。5年前にも同じことしてMIC端子から preampをoffのままやってほとんどがノイズだけで, こりゃ使えんと諦めていたのだった…。気付けばとても簡単だったのに。