天童桜まつり(人間将棋)記

4月20日と21日の土日に行なわれた人間将棋、 将棋ファンでもないのに2日間も同じイベントで楽しめるのかなと思ったけど、 どちらもよかった。

4/20(土)

山形に住む前は、山形と言えば米沢と天童しか知らなかった。 ウシと将棋。だから、来てから一度は行ってみたかった。 13年目でやっと念願が叶った。

Photo Photo ただたんに人間を動かして将棋を指すだけなのかと思っていたら、 それなりの演出がしてあった。設定としては、織田信長が年に一度来て、 両軍の戦いを見守るというもの。いきなり煙幕が出て信長登場。 全然山形っぽくないのだが、客層が全国区だからかな。

Photo 土曜日は女流棋士。解説は翌日曜対戦予定の中村六段と、 どうぶつしょうぎの北尾まどか女流初段。あ、どうぶつしょうぎ、 すごい着火剤ですよ。子どもの頃将棋で遊んだことある、って人、 ぜし買って、昼休みにでも同僚とやってみなはれ。心の何かに火がつく。 今回人間将棋を見に来ることになったのも、 元を辿ればどうぶつしょうぎと言っても過言ではない。

Photo で、対局は山口恵梨子女流初段が早水千紗女流三段を下した。 最後に勝者による餠まき。これ、餠まきやるって知ってないと、 もらえる位置に行けないわ。次に来たときはちゃんと並ぼう。

4/21(日)

Photo 2日目は驚きの大雪! まじっすか。 白鳥が北帰行したら雪は降らないのではなかったのか!! 3月中旬にみんな帰ったのに、白鳥さんのうそつき。 てのは置いといて、通常、悪天候時には人間将棋は天童市役所となりの 文化会館で行なわれるそうな。発表は午前11時らしいが、こんだけどんどこ 雪が降って路面ぐしゃぐしゃだと疑いの余地もなく文化会館。

Photo Photo 13時前に入ると既に解説盤など、準備ができていた。どうでもよいが、 玉と王が逆だったのを、解説の木村八段がこっそり直していた。 で、いざ、出陣。昨日と同じ信長さんいらっしゃい。

Photo Photo さて、屋外イベントが雨天で室内に、ってなると普通はスケールダウンという 気分になってしまうのだが、なんか、舞台を見ているような盛りあげ方があって、 逆によかったかも。信長さんの前口上の後、家臣や武将隊が客席の後から登場。 最初ビビって、「おおおお」ってなった。 武将隊入場時にすぐ脇を通るので、どんな人がやってるかしっかり分かる。 おお、西洋人がいらっしゃる! めっちゃかちょええ。ジョーンズさん!

Photo 定刻どおりの約1時間で、分かりやすく詰みまで進めたところで投了。 木村八段という方の解説はおもろいんですね。

Photo でもって、帰りみち、曲がるとこ見のがして気付いたら鮭川村に入ってた。 たんぼを見たら、なんと、白鳥さん! おお、やっぱり白鳥さんは正しい。あなたたちがいる間は雪が降るのですね。

てなわけで、2日間見たわけだが、人間将棋、たのしい。 これが大した渋滞にも行列にも遭わずにみられるなんてビバ山形。 あそうだ、天童市役所に行った たくろーくん、お疲れ様。 また見に行ったときには宜しくね。