・経過3(1999.08.23(月)・会社へ連絡、通院1回目、バイク損害確認)

 会社に事故の第一報を入れてから、代車のスクーター(リード90)で筑波メディカルセンター病院へ。右脚はまだ腫れていて体重を軽く支えるぐらいしかできないので、手だけで運転できるのは非常に助かり。2日間家にこもっていたので、とろとろ走っているだけでもなんかほっとする。

 外来で受付して整形外科で診てもらう。家では症状は落ち着いていたものの、ここまで来たことでまた少し腫れが出てきたようだ。椅子に座って待っていると皮膚が突っ張って痛くなってきた。固まりかけていた傷口もまた少し開いたようだ。

 順番が来て診断してもらう。結局腫れが引かないことには骨に異常がないこと以上のことは診断できない、膝の内部(半月板、靱帯など)の損傷の可能性は否定できないので、家で安静にして腫れが引いたらまた来て下さい、とのことであった。次回の診察日として9月6日(月)午後を指定される。

 今日の処置としては外傷の消毒と、あと腫れの原因として膝関節の中に液が溜まっている可能性があったので特大の注射器で探られる。刺すときに「痛いですよー」とは言われたが、

マジで痛い。

ぬおおおお。しかも液が出てこないので刺したまま数回針を動かして試された。痛いんだってば。結局液は溜まっていなかったらしい。「ほんとに溜まっているよりはいいですよ」とは言われたが。

 それと、この腫れでは歩行困難でしょうということで松葉杖を貸してもらった。救急で来たときに歩けるかどうか聞かれなかった?とも言われたが記憶にない。帰っていいよとしか言われなかったような。救急なんてそんなもんなのかな。とりあえず松葉杖の使い方の説明を受ける。怪我人らしい気分なってきた。

 あとは2週間分の痛み止めと湿布を処方してもらって終わり。なにかよくわからない理由で健康保険がつかえないと言われて診療費が結構かかった。保険でまかなうつもりなので領収書はとっておかないと。食堂で昼食を食べてから、途中で食料を適当に買い込みつつ帰る。結構疲れた。

 帰ってから会社に状況報告。とりあえず腫れが引くまではしばらく休む許可をもらう。これから忙しくなるとわかっているだけに申し訳ない。

 とりあえず状況が落ち着いたので実家にも連絡。どうなるかわからないうちに連絡しても心配させるだけなので、緊急の事態じゃないとわかってからは、あえて状況が落ち着くまで連絡は控えていた。状況を伝えて納得してもらう。

 あとビーライドに確認の電話。もちろん全損廃車なのだが、ここまで派手にやったのは久しぶりに見たとか言われてしまった。前後輪の位置関係が大きくずれているそうな。まあフレームがあんなんだから当然。今後の対処の相談と、アドバイスをいくつか受ける。

 今後は自宅で安静にしつつ、回復の様子を見ることになる。あと警察の事情聴取と相手側の保険会社との連絡が残っているが今のところ音沙汰なし。とりあえず連絡待ち。



・経過4:(1999.08.24(火)・自宅安静、見舞い、保険交渉開始)

 望むほど早くはないものの、一応回復傾向にはあるようだ。朝起きるときに寝返りがうてた。右脚の腫れはまだ皮膚の突っ張り感があるものの、痛むほどではなくなってきた(痛み止めは飲んでいる)。まだ立ち上がると突っ張り感が強くなってびりびりくる。外傷は塞がりつつあるが張りのある部分は体液が染み出すのでまだ完全には塞がらない。あと右脚の後ろ側が太股全体からふくらはぎに抱えて濃紫色に変色。痛みはないのだが、見た目はなかなかすごい。

 昼過ぎになって東京にいる母の友人がお見舞いに来てくれた。どうやら母が偵察依頼を出したらしい。実際に見てもらって、状況を説明する。あとで母に見たことを伝えるのだろう。お見舞いに食料をたくさんもってきてくれたのはまた助かり。さすがに出歩くのはまだおっくうだ。

 夜になって安田火災の担当者から電話。相手側の担当が決まって交渉を開始するそうでその確認だった。相手側は日本生命損保/同和火災らしい。

 過失割合としては、やはり信号の色がポイントになるそうで、衝突したときは両者赤、は確定らしいが、右折開始/交差点進入時の信号の色で割合が変わってくるそうな。当然どちらも有利になるように主張するので、自分の主張(自分は赤で右折開始、相手側については確信はないが赤で進入ではないか?)を伝えて、あとはお任せ。

 損害については、物損はこちらは査定待ちだが相手側は修理工場入庫が金曜日になるそうなので金額的にはそれ以降。人身はまだ警察への届けが確定していないのでそれから。まあ人身事故になるのは変わらないだろうけど、 どっちにしろ損害が確定するのは完治したときだし。

 あと久々にシャワーを使ってすっきり。いままではタオルで拭く程度だったからなぁ。風呂に浸かれるのはいつになることやら。



・経過5:(1999.08.25(水)・自宅安静)

 右脚の腫れは相変わらず目立った変化はなし。たまに皮膚の突っ張り感以外の内部の痛みも感じられる。外傷が徐々に塞がりつつあるのは変わらず。

 あれこれ試したが、やはり膝は腫れが引かないことにはどうしようもない。これだけ動かないと、腫れが引いたとして内部に損傷がなかったとしても、リハビリみたいなことをしないと元通りに動かない気がする。損傷があったらなにをかいわんや。あんまり楽しい考えではない。

 あと相手の人から電話があった。相手の保険会社と修理工場の連絡先を教えてもらう。今回の相手は事故直後から誠意あるまっとうな対応をしてくれている。当たり前なのかもしれないし、事故があのような事故だからかもしれないが、誰もがその通りとは限らないのも事実。この点は運が良かった。


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