R100GSPD @ ???
2001年10月20日納車。1989年式、納車時走行距離35005km。
もう手放してしまいましたが、味のあるバイクでした。
・道を選ばない
高速道路からダートまで、守備範囲広し。どこに行ってもそこを専門分野とする車両には絶対敵いませんが、どこに行ってもそこそこある程度の走りは出来ます。
・バイクにしては驚異の航続距離
燃料タンク35L(パリダカモデルのみ)。ツーリングなら給油一回で600km近く行けます。北海道行ったときはこれがどれだけ有難かったことか。
・長距離が楽
私の一日(24h)での最高走行距離記録は東京>帯広の約1200kmですが、この位までなら私みたいなヘタレでも別にどうってことない距離です。お尻は痛くなるけど…。ウィンドプロテクションもタイヤが根を上げるような超高速域以外は良好。
・冗談としか思えない積載能力
確か、最大積載重量が450kg(ライダー含む)とかそのくらい。引越しの時に大活躍。また、メーカー設定のパニアケースは一度使ったらやめられなくなるほど便利。倒したときバンパー代わりにもなるし。:-)
・不思議なハンドリング
直進安定性はいいのにスパッと寝ます。よく言われる「コケる気がしないハンドリング」って奴ですナ。でもまあ、そこは所詮二輪ですからコケる時はコケますが…。:-)
・タンデム楽ちん
乗せる人がいないという深刻な問題はこの際置いといて。
・明るいライト
配光特性がよく考えられていて、スポット的ではなく、全体を満遍なく照らしてくれます。ロービーム、ハイビームともにとても見やすい。ナイトランで安心。
・悪条件に強い
土砂降りとかそういうシチュエーションでも安心して走れます。全天候型のウェアが欲しくなったり。
・整備性良好
なんというか、どこをとってもシンプルなもんで助かります。またあっちこっちスカスカなので手が入りやすいのも助かるポイント。:-)
・前後チューブレスタイヤ
パンクの心配が少ないのは助かります。でも、これは諸刃の剣だったりもする。
・BMWである
まず、部品が高い。消耗品の類はそれなりにまぁ許せなくはない値段ですが、ひとたび外装をやっちゃったりすると滅茶苦茶高くつきます。また、純正アクセサリーの価格はハッキリ言ってボッ○クリですな。おまけに、ディーラーの敷居もなーんとなく高く感じられます(この「なーんとなく」ってのが意外と曲者だったりする)。ついでに「BMWのバイク」および「BMWライダー」が持つイメージってのが日本における一般的なバイク乗りの間では最悪です。:-)
・微妙に不安な信頼性
何かあったとき、なんとか帰りつく能力には長けてるんですが、その「何か」が起こる頻度は国産車と比較するとそれなりに高いです。特に電装系、ゴム系部品あたり。出先でサポートを受けづらいというのもマイナスポイントかも(ま、これは仕方ないか)。
・旧い基本設計
なんだかんだ言っても80年代のバイクです。それなりに気を遣う部分は多いですな。でもまあ、今のバイクと比較したら可哀想だし、それはそういうもんだと割りきって付き合うしかないですね。好きで乗ってるんだし。オイル滲みはオイルが入ってる証拠です。:-)
・貧弱なサイドスタンド
まぁ、フラットツインを積んでる以上センタースタンドを使って欲しいという気持ちはわかるけど、なんぼなんでもアンタそりゃないよ、ってくらい貧弱なサイドスタンド。サイドスタンドで駐機せざるを得ないフェリーに乗る機会が多いと折れやしないかと不安になるのよね。よく指摘されるオートリターンに関しては別に不便ではないのだけど(というよりむしろ便利なコトの方が多い)。
・選べないタイヤ
フロントの90/90-21はいいとして、リアの130/80-17はあんまり設定がありません。おまけにオフ車ではあまり一般的ではないチューブレスだから、選べるタイヤが限られてしまいます(それでもオンロード重視タイヤならまだ各社から選べたりするんですが、オンオフ両用だとメッツラーとコンチネンタルくらい?)。
・見た目 :-)
このデザインじゃどーしても若い人にはウケけんよなあ…。私は好きだけど(まだ若いけど!! :-) )。
・WP前後サスペンション
これはいいです。中古車で買ったときからついてたんですが、しなやかかつ腰のある乗り味で、林道に持っていっても随分助けられてます。さすがにそれなりのお値段はしますが(私も最初っからついてなければなかなか買えなかったと思う…)、すぐ抜けると噂の純正と違いOHも出来るし、長く使える逸品。
・パナソニック密閉型MFバッテリー
本来は軽自動車用らしいです。50A19Lとかいう妙なサイズ。OHVのRシリーズに軽自動車用のバッテリーを流用するというのは割とポピュラーですが、開放型の宿命である(転倒したときなんかは特に)漏れる硫酸であちこちやられちゃうのが難点。その点、コイツは密閉式なのでその心配はありません。あまり一般に出まわってないのが難点ですけど…。
・純正パニアケース
いや、別に純正じゃなくてもいいんですけど。一度使ったらこれなしでのツーリングは考えられなくなるくらい便利です。ちなみに、GSのパニアはアップタイプのマフラーのせいで左側の容量が右のそれと比較してだいぶ小さいです。ダウンタイプのマフラー(R100R純正とか←ボルトオンだそうな)に交換すれば左右同容量のでかい奴がつけられるそうですが、林道持っていくことを考えると躊躇してしまうところですね。
あとはトップケースとかつけたいなあ。