Let's Noteで音を出そう!

私はLet's Note(AL-N1,P5-150)にFreeBSD with PAOをいれて使ってます. 音源はモノラルなので,イイ音はでませんが, 音が出る,っていうのは気持ちがいいもんです.

カーネルを再構築しよう!

まず,kernelにsound deviceを認識させるために, kernelを再構築しなければなりません.

% su
# cd /usr/src/sys/i386/conf/
# cp PAO hoge
# vi hoge
します.

ここでhogeに

controller      snd0
device          sb0     at isa? port 0x220 irq 5 conflicts drq 1 vector sbintr
を加えます.
私の使っているPAOのversion(980729?) だとpcic0とsb0のirqが重なってしまうので, pcic0のirqを11としてヨケテマス.

これが終ればあとは
# config hoge
# cd ../../compile/hoge
# make depend; make
# mv /kernel /kernel.old
# cp ./kernel /kernel
でrebootしましょう.

MAKEDEVしよう!

rebootしたら,新しくsound deviceを作らなければなりません.

% su
# cd /dev
# ./MAKEDEV snd0

audioが出来たことを確認し,手頃な auファイル で音を出してみましょう!
% cat sanpei.au > /dev/audio
で音が出るはずです.

timidityをインストールしよう!

いよいよtimidityのインストールです.
このソフト自体は小さいのですが, 音源ファイルが非常に大きく40MBytes近くあります. ディスクの容量に注意しましょう.特にLet'sは.

timidityのソース,データはここからダウンロードできます. 早朝とかにやったほうがいいかも.

ダウンロードが終ったらソースを展開します.
展開したら
% ./configure --help
して,つけたいoptionを--enbaleして,make;make installしましょう.
私はncursesモードしか使わないので,--enable-ncursesしかしませんが.

インストールができたら音源ファイル(guspat-*)を展開します. defaultの設定のままだったら/usr/local/lib/timidityなので,
# gtar xzvf guspat-* -C /usr/local/lib/
でOKです.

実際の実行は,
% timidity -int *.mid
などで実行できます. timidityに付いてくるsample/の下でも聞いてみましょう.
% timidity -h
でhelpが出ますので,参考にしましょう.

mpg123でmp3だ!

mpg123 というコマンドラインプログラムを使うことにより, mp3ファイルもならすことが出来ます. イヤホンを使えば,一応聞ける程度の音はでます!

FreeBSDの場合,portsになってるので,makeは簡単です.
2.2.6R以前の場合,distfilesを持ってきて,

% make freebsd
# make install


一発です.

あとは,

% mgp123 *.mp3

で音が出ます.x11ampで苦労したのに,mpg123だと一瞬で‥‥

x11ampをインストールしよう!

FreeBSDの場合, このソフトを使うためには oss(Open Sound System)というソフトをインストールしなければなりません. このサイト(http://www.opensound.com/) に行って,FreeBSDのversionにあったossをダウンロードしてきましょう.
# その際,署名が必要になるので,ご注意.

次にossをインストールするわけですが, このoss自体がsound deviceを扱うため, kernelからsound deviceを除かなくてはなりません.
kernelのconfigファイルから,
snd0
sb0
の記述をコメントアウトして,kernelを再構築してrebootしましょう.

rebootしたらossのインストールです.
% tar xzvf ossfreebsd391e-22x.tar.gz
したらINSTALLファイルをちゃんと読みましょう.その後,
% su
# ./oss-install
します.私は/usr/local/libにいれました.
デバイスをauto-detectさせるとGENERIC ESS1688 というのをみつけてくれると思います(ホントはESS1488)なんだけど.
次にManual configurationを選んで,設定します. 私の設定はこうです.SBLASTはsb0で使ってたのと同じ値ですが, MPU401の設定は使っていないリソースを適当に割り当てました.

    Device: SBLAST (enabled) 
       I/O port = 220 
       IRQ      = 5 
       DMA (A)  = 1 
    Device: MPU401 compatible MIDI device (enabled) 
       I/O port = 310 
       IRQ      = 9 
    Device: OPL3 FM synthesizer (enabled) 
       I/O port = 388 
この設定はあとからでも
# $OSSDIR/soundconf
を実行することにより変更できます. これを設定後,
# $OSSDIR/soundon
してsound deviceをloadします.ちなみにsound deviceのunloadは,
# $OSSDIR/soundoff
です.

次に x11amp をmakeします.portsになってるんで,簡単です.

いよいよx11ampを実行するわけですが‥‥
ちゃんと音が出てくれません.mixerがどうこうとエラーが出ます.
確かに,
% cat /dev/sndstat
してもmixerの項にはなんにも出ない‥‥

誰か教えてー


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