2002〜2003年、貴志裕介の本を何冊か。おもしろい。 主人公と自分が同化したような現実感がある。
2002年、たまーに宮部みゆきなどを読んでみる。 うーん、あんまり好きじゃないなー。 R.P.G. はちょっと現実感がありすぎてのめり込めないというか。 うまく表現できない。
2002年1月、大沢在昌「新宿鮫」を読んだ。なんかギクシャク間がある ような気もするけど、勢いがあるからおもしろい。 貫井徳郎の方がおもしろかったかな。
2001年はかなり綾辻行人をあさって読んだ。文庫本はほぼ制覇できたのかな。
ちょっと長かったけど,読み終えると面白かった. 前半は普通の入り.中盤はいかにも「馳星周的」で, ちょっと飽きた.でも最後のシーンが感動させるねー. こういう普通の感動シーン好き.
確かによく考えて話は作ってあるけど, 後付けの感は否めない.特に盛り上がりにもかけるし.
やっと読みました.ループ. でもちょっと理系理系しすぎだね. ああいう専門的な内容をところどころに散りばめるのは, 確かに好奇心(?)を刺激するけど,局所的すぎる気がする. バランスが悪い,というか.
これ,マジ怖い.いくつかゾッとするシーンはあったけど, 最後にエレベータで襲われるシーンはほんとに怖い. 途中で読み止めることなんてできるわけない.
これは最後まで読まないと,なんとも評価できない本. 最後がなければ,全然3流のミステリだと思う. でも最後がすごすぎるからなー,本当アゼンとした.
森博嗣の第二作をすかさず読んだ.
あいかわらずの犀川と萌絵の会話はいい.心がなごむ.
ミステリとしての出来栄えいいのだが, 勢い的に言って一作目にはやはり負けてしまう,と思う. ほんの少し後付けの感があるが, それでも全ての状況・情報は読者に既に提示されているから, 犯人を推測できないからこのように感じてしまうのかもしれないけど.一作目の「すべてがFになる」 の時はその勢いに圧倒されてあまり気にならなかったが, スローテンポなこの作品で気になったのが,"文章力". 繰り返しとなる表現がわりと多いし, 犀川のくだらないギャグにもいまいちセンスが感じられない.
# くだらないギャグだからセンスなんかなくてもいいのかも知れないけど.
まだ作家になったばかりみたいだからね,将来は有望だ.ところで,萌絵の車(Ferrariだろう,多分)を 「4,000cc」「ツーシーター」「赤いスポーツカー」などと書いているけど, "4,000cc"って書くのは失敗じゃないですか,森さん. 車の概観の特徴を述べるのならまだしも, 排気量,なんて車に詳しい人じゃないと知っているわけがない. 犀川がそんなに車に詳しいとは思えないし.
題名だけは知っていた本だったが,文庫本になっていたので思わず購入. 2日で読んでしまった.
まず,この文章が好き.犀川と萌絵の会話がとてもさわやかで気持ちいい. 場面がいきなり飛ぶことがなく,ずっと続けていくので, 京極の本をは違い,構えることなくとても安心して読める.
肝心のミステリとしての内容だが‥‥思いもつかない殺人の方法だった. この辺は京極とホント似てる.巻末の解説でも瀬名が書いてるけど, 私達の常識を完全に逆手にとっている.こういうミステリの方が好き.
内容にはあんまり関係ないが, 「the Perfect Insider」という副題もすごく好き. カッコイイと思う.
最近は本読んでません.タッチ全巻を読破した位‥‥
夏休みによくやっているマンガの再放送は見たことがあったんだけど, あの放送ってなかなか最終回までは見れないから,実質始めてでした. 柏葉監督がああいう人っていうのははじめて知りました. なかなか感動しますね.
でも甲子園決定が決まってから,甲子園の試合までの間の話は余計. あれがなかったほうがもっとずっと完成度が高かったと思いますね. 人気があったマンガだったろうから, なかなか辞められなかったのかもしれないけど.
リングの後に出版された本らしいけど,キャラが立っていない,というか, もうちょっと練れたんじゃないか,と感じてしまった.
それにしても鈴木光司は水の使い方,というか,表現がとてもうまい.
鈴木光司のデビュー作.ビビリながら読みはじめたが, なんのことはない感動するファンタジー. 2章の「楽園」まではおもしろかったけど, 3章はなんか無理に短くしすぎのような. フローラに助けられるまでの過程の心情などを, もっとたくさん書いて欲しかったな.
とてもおもしろかった &とても読みやすかった. 今までで一番読む速度が速かったかもしれない. 現実にありそうな現実にあり得ないことを上手に書いてる.
けっこう売れた本なので買ってみたのだが‥‥. 内容はとても興味深いものがあるが, それと思わせぶりな文体があってないような気がする. もっとシンプルな方が直接心に響いたかも.
最終章の韓国のお話はかなりすごい.
文字の視覚効果に驚愕した. 病院内にイブが侵入し出現するシーンの文体は絶品. 舞台が大学なので,ちょっと学校が怖くなった.:-)