新大久保！

うっちとdkoi君と共に、男三人、久々に飲みに行く。6時に新宿西口交番で待ち合 わせ、正統的飲み屋（もつは七輪で焼くこと）か、正統的台湾小皿料理屋（新宿駅南 口）かそれとも正統的韓国料理屋がいいのか熱く語り合い、「エスニックに行きまし ょう」というdkoi君の一声で韓国に決定する。新宿は職安通りの「秘苑（ビュオ ン）」を目指し、なぜか電車に乗る（オレの間違い、歩くより時間かかった）。

新大久保駅からタイ料理やビルマ料理、はてはチュニジア料理などの店が並 ぶ裏通りを抜けて百人町の簡易旅館街を通り抜け（どこが簡易なのだろう）、職安通 りにはいるとそこはもう韓国。道行く人々は半分以上が分からない言葉を話し、スー パーでは普通のように巨大な白菜を山積みで売っている。韓国の携帯電話ショップの 向こうでは屋台でお焼きを売っている。

目指す店は30分ほど待ちとのこと、 その間近所を散策する。裏通りに入るとそこここで売春婦が客を待つ。ちょっと目が 合うと、どう？とモーションをかけてくる様が生々しい。ラブホのガラス扉には「近 所で客引きしてる外人売春婦との入店お断り」のビラがあり、その向こうで猫がこっ ちを見ている。dkoi君いわく「招き猫ですね」と。しかしそのようなところにも韓国 料理のお店が点在する。店構えも清潔だし、そこそこ客が入っている。賃貸料が安い からお店が集中するのだろう。賃貸といえばdkoi君が「大好評分譲中ですね」と指さ す先には小さな公園にぎっしり青のテント小屋。でもなぜ浮浪者の奴らはみな青のド カシーなのだろうか。大通りに出る途中で、突如オカマの売春婦に襲われて逃げ出 す。

少しみんな口数が少なくなった頃、店に戻ってさあ焼き肉だ。でもキム チだけで10種類くらいあり、またみんな口数が少なくなる。でもとりあえず、「チョ ンガーだからチョンガーキムチにしましょう」ということでチョンガーキムチに豚 足、チャンジャ、海鮮チヂミにタン塩、豚トロ、豚の三段腹焼きにビールジョッキみ んなで5-6杯、本場韓国のジンロ（ほのかに甘く、日本でよく見るジンロとは全然別 物）をボトル二本ほど飲み干し、11時半過ぎに店を出る。帰り道気になってた「巨 山」という屋台でチーズ入りお焼き（うっちは蜂蜜入り）を喰らい、マックでお茶、 オレはリブサンドセットを食う。