7.000kmくらい。久々に二人で走ろうと早朝、職場の駐車場に行ったらエンジン かからず。 坂道で押し掛けしてもダメ。おもた〜い。かぴちゃんがふと、“チョークを引いてみ たら”と 言う。引いて押し掛けするとあっけなくかかった。すげえ、知らなかった。最後に乗 ったのは 一ヶ月ほど前。数km回して走り、しばらく放置の後かけ直してみるもかからず。前に 一度上げた 奴なので、この際交換することに。店が開く時間までチェーンの清掃給油、ホイール やサスの 汚れを拭き取りキレイキレイ。練馬Napsに電話して在庫を確認し、10時の開店直後に 速攻で バッテリーとついでにプラグも交換する。
充電も店にお願いし、さてそれまでの間どうしよう。そういえば気になっていた ラベルダに 乗りに行こう、ということで一路、登戸のモトショップ多摩へタンデム。環八をすり 抜け世田谷通りへ。お店は多摩川渡ってすぐ、世田谷通りの高架下。OW01、 GasGas,TESI 1D、996、DR400など色々と並んでる。TRXのレーサー改も二台いた。お 目当ての750S Formulaもあったけどあれ?何か見た目激しく転倒してる。エアコンの 効いた店内には店長さんが一人。年はちょっと上かな。聞いたらこの前、ラベルダカ ップというイベントで転倒し、忙しくてなかなか修理できなかったという。でも話し の途中で席を立ち、件のバイクを奥に引っ張り込むとこんこんやり始めた。しばらく すると出てきて、“一応走れる程度に直したから今から俺が乗って大丈夫なら試乗出 来るよ”とのこと。走ってくるとOK!。やった〜。“このバイクは六千回転以上回す と性格分かるよ”と送り出されて土手沿いの道へ。
パラツイン750ccということで、どうしても以前何度か乗ったことのあるTRXと比 較してしまう。 しかしフレーム、サス、吸排気系全てが違うと別物に感じる。値段はさておき(おけ ないって)、比較の対照はCBR600F4の方が適当。発進はアイドリング+alphaで可能、 全然気を使わないし、極低速でもハンドリングの癖は全く感じない。668ccのとき雑 誌で言われてたインジェクションのドン付きも無し。三千回転くらいからでも加速感 はF4以上に感じる。結構いいじゃない、コレ。六千くらいから一層元気に回り始める けど、一気に性格が変わる感じじゃない。元気さの出方が直線的なので、引きずられ るようにアクセルを開けてしまうこともなく、タイムラグ無く開けた分だけ楽しむ余 裕がある。古めの四気筒に似た、少々ごりごりした回り方でレッド九千二百まで行 く。一速二速は吹けきるの早いけど、三速以上が延びそう。けど速度も三桁に乗っち ゃうのと左から合流する車でなかなか飛ばせない。Uターンして左手を川にし、ゆる いコーナーを走ってみる。シートは平らだけど前後の長さを感じ、飛ばすときにしっ くりくる尻の位置は今一見つけにくい。でも倒し込みや途中でバンク角を変えるよう な動きへの反応は早い。けどR1やF4で感じてしまう妙な敏感さはない。調子に乗って ると右から車が出てきて、ちょっとびびって強めにブレーキかけてもピッチ変化を GSX-Rに比べて全く感じないで減速できる。これなら峠でもっとラフに攻めてもコー ナー前できっちり減速して入れそう。しかし二十分もそうして遊んでいると、真夏の 昼間とは言え水温計がレッド直下、5/6くらいまで行ってしまった。一休みしてバイ クを眺めると荷物の積載性が限りなく0に近いことに気付く。給油口が後部、一般的 なタンデムシート位置にあるのでリアバッグは積みづらく、フックの類もいっさい無 い。タンクカバーはプラスチックなのでマグネット式のタンクバッグも付けられな い。店に帰ってかぴちゃんがまたいでみて“かぴめろに似てる”と言う。確かにシー トとハンドルの位置関係はRVFに似ていて腰高な感じは無く、かぴちゃんが自分で起 こして両足をつくことが出来る。これは彼女も無理なく乗れるかも。
店で店長さんとまた話す。乗ったバイクはリアサスのオーリンズ、前ブレーキの ラジアルポンプブレンボ以外はフルノーマルの由。純正のブレンボは少々タッチが堅 いそうな。パイオリの純正サスは評判良くて、748につかないかよく聞かれる程との こと。店長さんは穏やかで話しやすい人で、以前戸田のドゥカ屋で感じたような外車 至上主義はみじんも感じず好感が持てた。帰りは府中に出てR20、一回自宅で荷物を 降ろしてからNapsに向かう。充電されたかぴめろは元気百倍、そこへ偶然うっちが登 場。三人してガストで夕飯&お茶。8/25大洗発とのこと。行けたら見送りに行きたい なぁ。