寝坊

目覚ましが鳴らなかった。
ちゃんと4:00にかけていたのに。いよいよ壊れたかな?
backupのケータイアラーム4:45で起きて、しっかりお茶漬け喰って、まあ問題な く出勤はできたんだけど。

チャリ通勤

12℃くらいしかなかった。寒い。
leCoq着て行ったが、中は半袖。体は大丈夫だが手が冷たい。
手袋は流石に早いとして、明日も同じ気温らしいので中長袖の方が良いかもな。
ただ、昼間は30℃近くまで上がるのだ。

これといった大仕事は無いが、計画的に進めるべき仕事も進まない。
ローター壊れて2時間止まる。

払い戻し

色々と内部のミスが重なって使えなくなった切符の払い戻しを、なぜかわしが自 らやることになって。帰りがけに光の森駅のみどりの窓口に寄った。
良い天気の中Tyrrel号で走れるので別にいいんだけど。
ちょっとFDの調整。でもダメだなあ。RトップでFをインナーからアウターに変速 するとチェーンが外れる。
FDやチェーンリングを換えたら改善するんだろうなあとか余計なことがよぎって しまう。いやいや、しないぞ(まだ)。
貴重なバイオペースギヤなんだから。でもFDをClarisに換えるのはアリかもしれ ない。いやいやいやいや。

おやつ

コスモス寄ったらムラムラっと来て、ケーキを買ってしまった。
もう17:00だがコーヒー淹れてパク。幸せ。

ようやく夏が終わったところだが、鍋にした。
白菜と豚バラを買ってあって、常夜鍋にしようと思っていたんだけどなんかつま らない。もうちょっと具を足して普通に鍋にしちまった方が幸せなんじゃないの?
てなことで、シイタケ、エノキ、豆腐と残りのニラも入れてのキムチ鍋。
鍋に入りきらなかったので半分残した。また明日。
でも今日は今日でちゃんぽん麺の〆も付けた。
これで腹8・・いや9分目か。まずまず健康的。

なぜかBSでランボーやってたので見た。ふーんそういう話。
スタローン監督からしたら、これ見て熱狂しているアメリカ人がバカにされてる ネタだってことで強烈な皮肉だよね。
2本立てで続編がそのまま始まったけど、見たら遅くなるので一応録画して寝る。
その前にちと本は読む。平城京も佳境に入って来た。

読了:平城京

安部龍太郎の平城京。
何となく手に取ったがまずまず面白かった。
平城京遷都にかかわるいろいろをテーマにしたお話。この頃の史実を記す史料は 極端に少ないはずなのでどこまでフィクションかさっぱりわからないが、メイン の史料はおそらく続日本紀(しょくにほんぎ)というやつだろうか。
史料に書いてあることでも、編纂サイド(当時の政権)の都合のいいようにしか 書かれないので、相当ストーリーは胡散臭いのだろう。そんなことは百も承知で この手の歴史小説家・・まあ学者みたいなもんよね。は、できる限りの文献を読 み漁って、本当のところはどうだったんだろうというのを考察しながら話を作っ ているはず。そういう意味では、さもありなん。と素直に読めばいいのだろう。

主人公は阿倍船人ということになっている。父の阿倍比羅夫や甥の阿倍仲麻呂は 学校の歴史の授業その他で出てきた。が、正直どの時代の何した人なんてことも 忘却の彼方・・どころか覚えた記憶もないな。
遣唐使船の船長とかやっているので実在の人物だろう。
こいつが、いろいろあって平城京を作る土木突貫工事の責任者をやることになり 陰謀と戦いながら奔走する話。
陰謀があったかどうかなんかは怪しいが、実在したわしでも知ってる有名人がそ れなりに出て来て、それぞれの立場・・しがらみから来るイデオロギーのギャッ プにより色々ドロドロあったろうなというのは腑に落ちるところ。
当時の「日本」というまだ国家として相当未熟な組織?が、唐という巨大国家や 朝鮮半島の各国とどう対峙したか、という国家外交戦略が根底にある。こういう 地政学的な見地から考察してストーリーを組み立てるのはかなり現代的・・の中 でも新しく、実際2010年代に書かれたものだ。まさに今、再び巨大化した中国と 対峙することになったことはこの話が作られたのと無縁でもあるまい。

今とは倫理観が相当異なるはずだし、律令というようなものはできつつあるが 「法」のようなものをrespectするという意識はとてつもなく低いはずで・・い やそういうこと言ったら現代日本が特殊なんであって、現代でもそれこそ中国を はじめとする独裁政権的国家では法なんて都合よく変えられたり無視されたりす るもんだ。
で、そんな中で権力者である皇室、天皇とまさに実権を掌握しつつある豪族・藤 原家なんてのはドロドロの渦中にあり、非藤原の豪族は翻弄されるわけだ。

高句麗、百済、新羅というのは歴史で出てきたが、この時代の話だったか。
その中で高句麗、新羅は唐に忠誠を誓い属国化したのだろう。百済は独立を守ろ うとして戦い、滅びた。
日本には百済なんちゃらという遺跡史跡が結構沢山あって、その時代に亡命して きた百済の豪族が帰化した名残らしい。なるほどそういうことか。
朝廷は百済と友好関係にあり、百済再興を目指したが、一方でリアリスト派はそ れでは日本も大唐帝国に滅ぼされると危惧し、属唐化を進めた。そこで天智天皇 派と天武天皇派は分裂。壬申の乱やら遷都やらと大きく動いていたわけか。
百済渡来の怪しい忍びや鳥葬の文化やらはさすがにそういう一面もこの世に存在 したことはあっても小説なので差し込まれた飾りだろう。義慈院:百済尼寺が要 塞であったりというのもそもそもフィクションか。
大極殿が崩れる仕掛けとかも伝説はあるかもしれないが嘘くさい。

あと、行基。これが関わったかどうか。おそらく史料には何らかの関わりが記さ れていたんだろうなあ。日本の仏教が体系化されたのは先に読んだ「空海の風景」 とかによれば平安時代になるころで、それまでの古代仏教はエッセンスが独自解 釈されたものだったとすれば、行基はすごい人だったのかもしれない。
仏教と朝廷の関係も聖徳太子以来どうだったのか。大化の改新?とかで神仏が争っ ていたはずだし、行基も朝廷とは折り合いが悪かったようだし。要は庶民の心を 捉えすぎると施政者側からは邪魔ものにされるわけで。

次も何か関連するのが読みたいな。


ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org