タイヤ交換続き

先週は日没コールドとキャッチ・ア・コールドでフェンダー・チェーンカバーの取付けとチェーン調整がまだだったので、そいつをやっと終わらせました。
その間、カバーもしないで放置してました。場所は定位置に戻してたけど、まさか風邪ひいて放置になるなんて思ってなかったし。しかも1週間ずっと雨だったんですよね。

雨については屋根の下なので問題はないんですがね。状態はかえってカバーした方が擦れたり蒸れたりで悪そうだけど、それよりも防犯上人目に付くってのが嫌なんですよ。



テンションロッドブッシュ交換

時間が余ったのと、工具が出ていたので、ついでに懸案だったMiniのテンションロッドブッシュの交換を試みてみました。



テンションロッドブッシュってのはここだ。


簡単に説明すると、Fサスのロアアームと同じ付け根から、斜め前方に向かって突き出ているもう一本のアームがテンションロッドで、そのロッドとフレームを繋ぐブッシュです。
タダの細い鉄の棒なんですが、このロッドの役割は非常に重要で、ホイールの上下方向の動きはサスペンションが吸収してくれるわけですが、ホイールの前後方向への力はこのテンションロッドが一手に受けているのですね。つまり、駆動力、制動力はほとんどこのロッドによってボデーとホイール間を伝達しているというわけです。Miniじゃなくてもこの辺は基本的にどの車でも同じハズです。

ブッシュはフレームを挟むように2つ使われているのですが、前側に付いている方が圧倒的にヘタります。構造的に制動を受ける側ですな。
コレはMiniならでは。普通の車なら簡単にはヘタらないはず・・・。


で、テンションロッドを外しにかかったんですが、ロアアーム側のボルトが抜けませんでした。多分剪断力に耐えきれずに少し曲がってしまってるんでしょう。
無理に抜こうとして折れたりしたら最悪なので、結局途中でやめました。
これでもフレーム側のナットは取れるので、2つのブッシュの内の良くヘタる前側だけは交換できます。ま、いいか。



使用前 ← → 使用後


これ以上の作業をやるには、1/2インチの長めのメガネとロアアームをボールジョイントから抜く専用のプラーが必要になっちゃいますな。あと新品のボルトも用意しておかないと。
最近の気分ではそこまでDIYでせんでもいいか的ですけど、先のことは解りませんね。


さて、その効果たるや如何に?

多分変わりましたよ。アクセルON/OFFのショックやブレーキでも特に停止時のショックが消えた気がします。
アクセルON/OFFのショックは、エンジンのステディロットブッシュのガタに因るのが多いのですが、それとは別の感じ。
あとは、コーナリングのナーバスさが減った気がします。

買ったばっかりの(それでも27000kmでしたが)ど車高短の時のクイック&ダイレクト感は今は全く無し。車高を上げた頃からコーナーでふらつくというか、今イチラインがビシッと決まらないような、なんかちょっと間違えたらとっちらかりそうな危うさを感じてたんですけど、それが消えました。ビシッと感は特に向上してませんが、発散しそうな危うさは感じません。安心して思い通りに曲げていける感じです。

+45000kmも走れば、そりゃヘタってるよなあ。



ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org